リフォーム工事と新築のメリットを教えてください。
亡くなった父から横浜の家を譲り受けて、特に不満もなく暮らしてきましたが、なにせ築年数がかなり経っていて、定年までまだ時間もあるし、これからは人生100年時代とも言われているので、今後のことも考えてこの辺で家の建て替えをしようと考えています。 しかし、最近ではリフォーム工事やリノベーションをして、新築以上に良くすることができると聞いて、それができるなら、費用も安くつくリフォーム工事にした方がいいかもしれないと悩んでいます。 プロの目から判断して、新築工事とリフォーム工事工事のメリットやデメリットを教えてください。 |
それぞれにいろいろなメリットがあります
ご指摘の通りに、リフォーム工事の場合は、新築よりも建築にかかる費用が安くなるのが最大のメリットです。 したがって、建築費用を現金で賄える場合は、住宅ローンに苦しめられる心配もいりません。 ただし、リフォーム工事資金をローンで賄わなければいけない場合は、新築の住宅ローンの方が金利はかなり優遇されていて、リフォーム工事ローンは金利が高く設定されている上に、融資額も少なくて、返済期間も短いというデメリットがあります。 特に多額のお金を借りる場合は、その分デメリットが大きくなります。 また、新築の場合は施行者に保険の加入が義義務付けられており、もしも新築工事後に施工業者が倒産してしまった場合でも、10年以内であれば建物のいろいろな欠陥について保証を受けることができますが、リフォーム工事工事には保険の加入は任意となっていて、実際に新築に比べて施工後のトラブルが起きやすくなっています。 新築の場合は建築費用を安く抑えようと思っても限界がありますが、リフォーム工事の場合は、予算に応じて工事の範囲や内容を選択できるメリットがあります。 さらに、新築だと固定資産税などの負担が大きくなりますが、リフォーム工事だとそれを軽減できます。 工期もリフォーム工事だと短く調整できるのに対して、新築の場合は2ヶ月から半年ほどの期間が必要となり、今回の場合だと、リフォーム工事工事を選ぶと、家に住んだまま工事を進めることも可能ですが、新築の場合は工事の間仮住い場所を見つけなければいけなくなり、ホテルなどを利用した場合は、相当な費用負担が必要になります。 リフォーム工事には、愛着ある家を残せるメリットもあります。 建物の状態などをプロに診てもらって、最終的にはご自身でどちらを選ぶか判断してください。 |